先日、ヒカリっ子が河合の全国模試で偏差値65オーバーをとったら、高校の先生に、いい気になるなよと怒られたらしい。(丸大ハムの「大きくなれよ」の逆みたいな励ましの言葉だなぁ。)
「いい気になるなよ。河合の模試は覚えていたらできるような標準問題しかないんだ。そんなのでとれても意味ないからな!」と。
本人は「意味ないって言われたんですけど、ならなんで受けさせるんですかねぇ」と笑い話にしていた(国語力、思考力がめっさある子)。
言いたかったことは、好結果におごらず思考力を伸ばしてゆけばいいよということなのか。
入試でも半分とれたら合格の大学入試がある。そこで問われるのは細かいことを覚えているかだけではない。本質的な部分を考える勉強をしてきたか。本質的な理解ができているか、そういう思考力が問われる。それを伝えるつもりが時間がなくて上記のような言葉に現れたのかもしれない。
入試が迫るので学校では高2になると(はやいところは高1から)衛星授業や夜間授業(夜10時近くまで授業)などもある。大量の講義シャワーを浴びるうち一から十まで覚えなくてはならないのかという錯覚に陥りやすい。
セルフラーニングのメリット四つ目は、(lionさんも書かれていたが)自分のペースで学ぶということだ。わかっていないまま進めても消化不良が重なるだけだ。逆にわかりすぎているなら、先へ奥へ進んでゆける。
たとえば小学生で漢検2級をもっているような子は大学入試センター試験の現代文を受けても6割7割はとるだろう(とることもある)。逆に学年配当の漢字の読みさえなかなかできていないうちからただ中学入試の問題を解かせても読解力はまず向上しない。
小5算数なら小数の掛け算・割り算が正確にできないうちに割合を叩き込んでもいいことはない。まず計算が正確にできること。できるようになってから割合に進んだっていいじゃないか。いやできないうちに割合に進んでも割合の式で出て来る5わる0.7でつまっていたらいつまでも答えにたどり着けない。算数が嫌いになっちゃうよ。
マイオウンペイス。自分のわかる限りのペイスでゆっくりじっくりいそいだらいい。セルフラーニングなら小学生が高校の数学や英語をやることも可能だし、逆に受験の直前にあってさえ基本の充実だけに専念することもできる。
わかるから楽しい。楽しいから勉強したくなる。セルフラーニングには、わかるペイスで進めてゆけるというメリットもある。
(セルフラーニングのメリット・デメリットつづく…)