ヴォクは私立中でなくズクの諸事情から公立中へ進んだ。中3からは引っ越してデカイ学校へ進んだがそこはしょっちゅう窓ガラスが割れ、ろうかにはタバコとつばが落ち(つばをはくなら吸うなっちゅーに)トイレは汚い(掃除といっても水を流すだけ)荒れた学校だった。残念なことに放置プレイの学校だった(だれがだれを?)。代わる代わる他の学校の子たちが竹刀やバットをもってバイクで門にきていた。
転校生は多少は目立つ。ヴォクはヒッキーを決め込み絡まぬようにし、はじめの頃は不良たちの言うことを黙って(敬語で)聞いていたが、途中から馬鹿らしくなり悪質ないじめには暴力で対抗していた(暴力は嫌だったがガンジー作戦が利かないから、手をグーに変えた)。ヴォクはコーチえのもとの子だ。「半端は好かん」が身体に染み込んでいる。
なんだか余計なエネルギーをつかうことが多かったなぁ。違う意味でスクールウォーズだよ(鬱)。けんかという無駄な体力はつかっても逃げずに対抗することで精神的には落ち着いた。
対抗できないうちは誰かにすぐに相談するのがよいだろう(ヴォクははじめは引きこもったげど)。そうしないでいじけた生活をしている友達がいた。彼はやさしい性格だったんだ。
ちなみにはじめの中学校にはコーチえのもとみたいな先生が三人もいたので不良はいなかった。比較的には、ヴォクが悪い方の部類だった。たまになにかあっても教室の裏に呼び出されて(授業中なのでみんなにわかる)往復ビンタ(5往復くらいのアツイやつだった、いたかったなぁ)(音だけがみんなにもむなしく響き渡る)。ヴォクらはビンタされるのもいやだからあんまり悪さはしなかったんだ。
ほなね。