いろんな問題集をいくつも何回も解くと、いろんなところが出題されるから解きながら用語や流れを覚えることができるだろう。この場合、人に差をつけようとしたら、何回も同じ問題集を暗記するくらい繰り返すか、解く問題集の数を増やすという手法が考えられる。このやり方は時間もかかり結構たいへん。多角的にものを考えることができるのはよいがかえって因果関係が見づらくなったりすることもおきる。ノートまとめをしないと混乱してくるだろう。
一方、社会の教科書だけはほかの教科の教科書に比べて結構厚くつくられているものだ。そこで教科書を理解しようと努めながら何回も黙読を繰り返すという学習法がある。この場合には深く理解したければ資料や図説などにまでしっかり目を通すこと、それから何回も本文を読んでゆくということになる。ノートにまとめる必要はない。
どちらが楽か考えてみるなら、教科書を徹底する後者の方がコストがかからずかつ定期試験にも対応できて楽。
社会を極めたければ教科書を丸ごと暗記するくらいまで繰り返す。金もかからないし、目移りする必要もない。教科書は地味でつまらぬかもしれないが、読み込むことで社会の力はつくのだ。
消しゴムをパラパラと6個落としてもその下に何が書かれているか言えるくらいまでになっているなら、その黙読は充分な量に到達したと考えてよいだろう。
以上、社会のひとつの勉強法でした。
(逆に、理科は前者の(問題集を何回もいくつも解く)手法の方が、仕上げやすいように僕も思います。)