英才さん、昔のエントリーをヒカリが勝手に取り上げてすみません。
引用します。
ある単元を「完璧にやる」っていうのは、その言葉が簡単だからといって、大切さの度合いが減るわけではない。
範囲の狭い定期テストでは取れても、「実力テスト」や「模試」になると力が及ばないっていう現象は、オセロ理論なのだ。
白の中に1つ黒があると、それに繋がる問題で失点しやすい。
○○○○○
となっていれば、この単元に関する問題はどの方向からきても大丈夫だ。これらの白がひっくりかえされることはない。
だけど、
○○●○○
だと、次に●がきたとき、
○○●●●●
になりかねない。
そしてあらゆる単元について、こうしたオセロの○や●が絡み合っている。
「基礎」と呼ばれるところは、「ほぼ完璧」なのに、なぜか思うように結果に結びつかないというのは、その「ほぼ」が原因である。
超上位層の子と、まずまずの子の差というのは、まさにこうした点にある。
超上位層に関して、まず間違えなく言えることは、そして常に安定して高い水準の成績を維持し続ける生徒というのは、「完璧」にこなすことの大切さをよく知っており、またその重要度が彼に要求するものをきちんとこなしているところにある。
もうその1点に限られるといっていいくらいだ。