上尾市にある学習塾|光塾

アシスト。

080930_2131~01.JPG手取り足取り教えるとか、100回聞かれても笑顔で答えるとかは、ヴォクがやらないことのうちの一つだ。そんなことをしたら考える機会を奪うことになる。

本に書いてあるのを読まずに質問する子がいたら書いてあるページを開いて指差す。

何回も同じことを(めげずに)きいてくれたら、アクションをメモしてもらっている。

自分で考えない(壁にあたる)なら、目と手を動かすしかないのだ。それにより壁を破ることができる。

たとえばオームの法則なら、

一、回路が直列か並列かを見る(目)。

二、条件(問題文の数値)を見ながら、すべて図の中に書き込む(手)。

三、電圧と電流と抵抗、わかるものを全部計算して書き込む(並列なら電圧は等しいので機械的に書き込む)(手)。

とか。

答えはその後に出て来るだろう。

あるいは分数を含む文字式の加減なら、

一、分母が異なるか同じか見る(目)。

二、分母が異なるなら通分する(手)。

とか。

計算過程だけでなくアクションをも書き込んでもらうようにする。

人が行動することには考えることが本来伴うが、考えが進まないときには行動だけを取り出して一緒に行う。ヴォクはこれがアシストだと思っている。

理念とか、方法とか、セルフラーニングとかのことははじめから最後まで言わない。そういうのは子供が勝手に自分から見つけることに(結果として)なるものだ。