ヒカリ

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暗記のコツコツ

080807_0346~01.JPG『脳と気持ちの整理術』にも似たようなことが書かれているが、暗記のコツは、入力ではなく出力にある。何回思い出そうと練習したかにある。

入力にではなく、むしろ出力に焦点をおこう。

いい?

だからぼくは英語の教科書に消しゴムをばらまきなさいと言ってるのだ。繰り返してたら消しゴムの下にある単語が言えるようになるから。消しゴム落としは出力をトレーニングする一番楽な方法だ。高価なパソコンソフトなんかいらなくできる技だ。

たとえば社会の一問一答のすばらしい問題集が手元にあるとしよう。網羅性が芸術的なやつだ。

でもね、どんなにすばらしい問題集だって一回転しかやらなければその価値は1割も出ないのだよ。

割合は掛け算だからね、かけちゃうよ。

100点満点問題集×0.1=10点。

ね、10点をとれる人がいる理由はここにある。

ぼくは『英文解釈教室』は冗談抜きに10回以上繰り返した。伊藤節ごと丸暗記した。受験生時代には多分15回くらいは読み直している。巻末には暗記の極意が書かれていた。

あっさりとすごいことが書かれていた。

曰く、「2回目は半分の労力で倍の収穫がある」と。

ぼくはこれを拡大解釈した。10回目は10分の1のコストで、10倍得るものがある、と。

実際、そうだった。一生英語を読むのに困らなくなった。

ぼくはあの本を愛する力では多分日本で10本の指に入っただろう。伝説の名著で5万人どころか100万人かもっと多くの人達が読んでいたにしても、ありったけの愛と魂と敬意をこめてぼくもあの本に学んだ。繰り返しくりかえし読んで伊藤体系を身につけた。

そういうことだ。

出力に焦点をおくやり方をとるのなら問題集には赤×や青×印をつけて正答は書かない(誤答は書いてよい)。

もう5回か10回は書いた。

それからエクセルに入力して、並べ替えて確認する。ワードじゃ並べ替えがきかない。いつどんな順番で聞かれても瞬間的に答えられるようにしておくことだ。DSのソフトもそう作られているよ。

昔ながらに単語カードに書いてシャッフルでもいいぜぃ!!出力、出力、出力。反復は反復でも、出力しながらの反復。答えを言いながら出力して暗記してゆく。

漢字も同じ。一回大きくゆっくり書いたら(入力)次は見ないでいきなり出力しながらの練習だ。いい?

暗記のコツは出力の反復、これを暗記のコツコツというからね。

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